東京都で納骨堂を購入する場合、どのような基準で選べばよいでしょうか?
専門家が答える納骨堂Q&A
「金額」「納骨堂の種類」「アクセスのしやすさ」の3つの観点で選ぶとよいでしょう。
納骨堂を選ぶ際は、3つの観点で納骨堂を選ぶとご自身やご家族に合ったお墓が見つけられると思います。
- 金額
- 納骨堂の種類(自動搬送型やロッカー型、仏壇型など)
- アクセスのしやすさ、駐車場の有無
金額は、納骨堂の形式によって大きく異なります。複数の納骨堂タイプがあるため、ご自身やご家族にあったタイプを軸に支払える範疇で金額を決めていくとよいでしょう。種類については後ほど、紹介します。
また、お墓参りは、今後も長く続けていくものです。費用を気にしすぎて、アクセスが悪くなってしまうとお墓参りに行く回数が減ってしまう可能性もあります。費用だけを気にせず、アクセスという観点でも納骨堂を探してみましょう。
「それほど頻繁にお墓参りするわけではない。近隣都道府県であれば、比較的行きやすい。」などであれば、千葉県や埼玉県などの納骨堂も視野に入れてもよいでしょう。
納骨堂は大きく5つの種類があるため、ご自身やご家族にあった形式を選びましょう。
納骨堂の種類は、大きく分けて以下の5つです。
自動搬送型納骨堂
参拝スペースに骨壺が自動で運ばれてくる形式のお墓です。屋内にあることがほとんどのため天候を気にせずお墓参りができます。
仏壇型納骨堂
仏壇にご遺骨を並べられる方式です。簡単なお供え物を置けることも多く、見栄え面と料金面のバランスがとりやすいのが特徴です。
位牌型納骨堂
位牌に手を合わせる方式です。使うスペースが狭いため、価格が比較的抑えめであるのが魅力です。
ロッカー型納骨堂
「お墓のマンション」とも呼ばれる形式で、ロッカーの中にご遺骨を納めるものです。簡素でシンプルであり、低価格でもあります。
墓石型納骨堂
古くからある石のお墓と同じく、墓石を屋内に設置したものです。墓石の建築費用はかかるものの、従来通りのお墓参りができるため、心理的な抵抗感が生まれにくいといった特徴があります。
参拝のしやすさは、ご自身やご家族の希望によって異なります。気になる納骨堂がある場合は、1度現地見学をしてから決めることをおすすめします。
納骨堂選びで迷っている人は、メリット・デメリットの観点でも確認しましょう。
どんな納骨堂にするべきかを迷っている人は、「金額」「納骨堂の種類」「アクセスのしやすさ」に加えて、納骨堂タイプごとのメリット・デメリットも見てみるとよいでしょう。
納骨堂のタイプごとのメリット・デメリット
- 自動搬送式:セキュリティは万全だが、費用がやや高い傾向にある
- ロッカー式:一般的なお墓に比べ価格は安いが、お供えの方法に制限がある場合がある
- 仏壇式:仏壇の中に遺骨を納めてお参りできるが、他のタイプに比べ宗派が限定される場合がある
- 位牌式:価格は比較的安いが、個別にご遺骨を安置できない場合がある
- 墓石式:墓石を設置するため古くからあるお墓と同様のお参りができるが、価格が高くなる傾向にある
上記のメリット・デメリットは、あくまでも一例です。事前にそれぞれのタイプについて把握し、ご家族が納得できるようにしましょう。
実際に納骨堂に足を運んで、現地スタッフに色々と質問してみることをおすすめします。
納骨堂の選び方に関するその他の悩み
納骨堂を選ぶ上で注意点はありますか?
屋内の納骨堂の場合、火災などの危険性に配慮してお線香が禁止されていることが多いくあります。また、お供え物も禁止されている納骨堂もあります。そのため、お墓参りをした実感をあまり感じられない方もいらっしゃいます。
選ぶ前に知っておくべき注意点について知りたい方は、納骨堂について詳しく解説した記事をご覧ください。
納骨堂とは?仕組み・費用・特徴を解説!永代供養墓との比較や注意点も
納骨堂と永代供養の違いを教えてください。
永代供養とは、お墓の管理やお墓参りができない人に代わり、寺院や墓地の管理人が遺骨を供養してくれることを言います。そのため、遺骨の収蔵スペースを備えた建物である納骨堂とは意味が異なります。
解説近年では、永代供養の付いた納骨堂も多く見られます。細かな違いについて詳しく知りたい方は、永代供養と納骨堂の違いを解説した記事をご覧ください。
永代供養と納骨堂の違いは?メリットやデメリット・費用相場で比較
公開日:
2022-08-02
更新日:
2022-07-26